What is "Philosofy"?

<哲学はスマホ>

 

スマートフォンは、この数年で大きく進化し、人々の生活を変え、大いに豊かにもした。

 

哲学は、スマートフォンを超える、人類の叡智の結晶である。しかし、それを使いこなせている人は、どれだけいるだろうか?

 

哲学の「哲」という字には、真理を「あきらか」にするという意味がある。哲学は、宇宙の真理を解明し、人々の生活をより豊かにするためにある。閉ざされた暗い洞窟の奥にある、ごく一部の人だけがたどりつけるもの、ではなく、誰もが手に取り、洞窟の中を照らすライトであるべきものだ(まさしくスマホと同様に)。

 

 

 

<便利な道具はもっと使おう>

 

何万年も昔、私たちの祖先は、道具を使って火を起こし、肉を切って食べ、畑を耕すことで、他の動物とはまったく異なる進化を遂げた。誤解をおそれずにいえば、哲学もまた、先人たちが何千年という歴史の中で、「より良い人生を送るため」に生み出した道具だ。

 

確かに、道具は使い方を誤れば危険が生じる。ナイフが人を傷つけたり、自動車が事故をおこしたり。スマホだって、開発者がもともと想定していなかった悪い現象を引き起こしたことがあるだろう。残念ながら、哲学もまた、悪用されてきた歴史がある。

 

だからといって、先人たちが積み上げてきた叡智を放置していいのか。ナイフも、自動車も、スマホも、そんな負の歴史を乗り越え、有益に活用されてきた。哲学も、もっともっと有益に活用されるべきなのである。

 

 

 

<偉人の名言をTシャツに>

 

確かに、哲学は難しく、扱いには注意が必要だ。だからといって、哲学を完全に理解する必要はない。哲学を恐れてはならない。この社会に生きる人々のほとんどが、スマホのことを完全に理解などせず、また恐れもせずに使っているではないか。

 

誰もが、絶対に安全な範囲で、哲学を活用できる。そんな社会環境の入り口を目指してつくったのが、この哲学者をはじめとする過去の偉人たちの名言をプリントしたTシャツだ。

 

仕事、家庭、学校、恋愛、友情、生老病死、運命、幸福、宇宙の真理。人類は何千年も昔から、我々と大差のないことで悩み、苦しんできた。過去の偉人たちはそれに対して「名言」という形で解答を示してくれている。

 

 我々が人生の障壁にぶち当たったとき、そっと優しく受け止めてくれる、あるいは逆に、背中を押し、叱咤激励してくれる。そんな「名言」をプリントしたTシャツがクローゼットにならんでいれば、私たちの日々はより豊かなものになると確信している。

 

 

 

<利用者への皆様へ>

 

「リセットボタンを押せば消えてしまうビデオゲームのように、この世界も、自分の人生も、だれかにつくられた虚構なのではないだろうか。」


勉強もスポーツもできず、友達もいなければ恋愛にも縁がない。ただ無気力にビデオゲームに時間をついやすばかりの青春時代を、私はおくっていました。


そんな私を救ってくれたのが、「我思う故に我あり」というデカルトの言葉でした。


この世界ははかなく、自分の人生にはなんの意味もないかもしれない。しかし、私は確かに存在している。少なくとも、何百年という時間をこえて、自分と同じような悩みを感じていた人がいた、という事実に、私はいくらか孤独を紛らわせることができました。

(デカルトさえもプログラミングされたシナリオである可能性は否定できませんが。)

 

それ以来、私は細々と、おりあるごとに哲学に触れてきました。

ソクラテスには、自分たちが何もわかっていない、ということを知らされました。

フロイトには、人の心の奥深さを教わりました。

「葬式じみて辛気臭い」と敬遠してきた仏教には、フロイトのはるか昔より、人の心の論理的な構造の教えを持ち伝えていることに驚かされました。

ヘラクレイトスには、万物流転という考えと仏教の諸行無常という教えとがどこか似ていることに、なんだか親近感をおぼえ嬉しくなりました。


そんな体験を、他の方とも共有したい。哲学との出会いによって発生する化学反応を、より多くの人に味わってもらいたい。という願いをこめて、哲学者や偉人たちの名言を、Tシャツにプリントして販売することにしました。


私は哲学の専門家ではありません。できるかぎり慎重に、正確に、名言を採用しますが、誤りはあるはずです。表記ゆれや、専門家でも意見が割れるような場合もあります。デザインの都合等より意訳的にならざるを得ないこともあります。利用者の皆様には、その点をご理解いただきたく思います。重大な過誤がありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。また「こんな解釈もあるよ〜」という、ざっくばらんな議論はinstagramやX(旧Twitter)などSNSにてお待ちしております。

 

下岡


(名言は、著作権や肖像権に配慮し、没後70年以上を経過した人物の、パブリックドメインとなったものを採用しています。)